仕事、家事、育児…夫婦でバタバタして、気づけばもう夜。
「やっと一息つける…」と思った瞬間、なぜか微妙な空気に。
言い方、ミスったかもしれない。
本当に悪気はなかった。なのに、気づけば険悪ムード。疲れている時ほど、言葉の選び方ひとつで夫婦関係は大きく変わるものです。
今回は、「夫婦そろって疲れている時に、ついやってしまいがちな言い方ミス」を3つ紹介します。

夫:「今日、めっちゃ忙しかったんだけど…」
妻:「へえ、それで?」
いや、ちょっと待ってくれ。ただの雑談のつもりだったんだ。
この時期の夫婦はお互い疲れているのが大前提。ポロッとでた愚痴を火種に燃え上がることもあります。
- 「察してくれよ」の圧を感じる(=だから俺は疲れてる)
- 「私も忙しかったけど?」と競争モードに突入
- 会話が「どっちが大変かバトル」に発展する危険性あり
- 「今日忙しかったんだけど…○○は今日も大変だったよね、大丈夫だった?」
- 「忙しすぎて体力持っていかれた。○○もお疲れさま、一緒に30分休んでから家事しない?」
「俺は大変だった」ではなく、「お互い大変だったね」の視点を入れると、余計なバトルを防げます。
夫婦間のコミュニケーションって、本当に大切ですよね。お互いの気持ちをしっかり伝え合うために、内閣府が提供している「○○家作戦会議」というシートを活用してみるのも一つの手です。これを使って、日々の家事や育児の分担を話し合ってみませんか?
夫婦が本音で話せる魔法のシート「○○家作戦会議」(内閣府)

妻:「ちょっと家事手伝ってくれる?」
夫:「俺、何すればいい?」
妻:「(そこから説明するの!?)」
ごめん、本当に分からなかったんだよ…
疲れている時は、指示出しすら面倒くさい上に、イラッとしやすいです。
- 「手伝ってあげる感」が出てしまい他人事と感じる
- 「やる気あるの?」と夫へ攻撃体勢になることも
- 「立ち仕事で大変だし食器洗い俺がやるね!」(先に動く)
- 「買い出しか、洗濯干しならいまどっちやったらいいかな?」(選択肢を示す)
例えるなら、仕事で「緊急×重要なのでこれやります!」と言われるのと「いま何すればいいですか?」と聞かれる違いみたいなもの。
指示待ちじゃなく、「自分で考えて動く」「自分で考えて提案する」ほうが圧倒的に好感度が高いです。
もし、夫婦関係で悩んでいることがあれば、一人で抱え込まずに専門家に相談してみるのも良いかもしれません。NPO法人よつばでは、夫婦関係の修復に関する相談を受け付けています。お互いの気持ちを整理するために、第三者の意見を取り入れてみてはいかがでしょうか。

妻:「夜泣きがひどくて、眠れなくて…」
夫:「そうだよね、きついね。ありがとう。でも俺も明日早いから」
妻:「(私だって寝たいんだけど!?)」
気を使っているんだけど、ダメなのか。
歩み寄る姿勢が全くないので、浅い言葉をかけられても気分は良くなりません。
- 「俺は休まなきゃいけないけど、君は頑張ってね」に聞こえる
- 「自分の事情だけを優先している」と思われやすい
- 妻は「24時間営業モード」なので、不公平感を感じやすい
- 「夜泣きしんどいね…いま俺にできることある?ミルクの粉だけでも準備しようか」
- 「ちょっとでも休めるように、明日○○(朝の家事)やるよ!」
すべてを一緒にやることはできなくても、「できる範囲で支える」姿勢を見せるだけで印象が大きく変わります。
疲れている時は、お互い余裕がない。だからこそ、ほんの少しの言葉の工夫で、険悪なムードを防ぐことができます。
「今日忙しかったんだけど…○○は今日も大変だったよね、大丈夫だった?」(相手にも関心を向ける)
「立ち仕事で大変だし食器洗い俺がやるね!」(指示待ちせず、先に動く)
「夜泣きしんどいね…いま俺にできることある?ミルクの粉だけでも準備しようか」(一緒に考える姿勢を持つ)
「悪気はなかったのに、言い方ひとつで喧嘩に…」そんな経験、ありませんか?
今回紹介した3つの言葉、どれもつい口にしてしまいがちですが、少しだけ工夫すれば夫婦関係がぐっと円満になります。
あなたも「言い方ミスった!」経験があれば、ぜひX(Twitter)で #言い方ミスった選手権 でシェアしてみてください!
こちらに同じようなNGワードをこちらの記事でもまとまっているので、ぜひチェックしてみてください。